歯を失う原因、、
2020年03月21日
こんにちは、衛生士の松本です。
最近やっと春らしく暖かくなってきましたね。
さて、突然ですが皆さんは歯を失う原因1位は何だか知っていますか?
正解は歯周病です。虫歯やぶつけたりの怪我ではなく歯周病が1位というのは意外だなあ、と思われる方もいるかもしれません。
歯周病については過去のブログで何度か書いていますが、歯周病は様々な要因が重なって発症する病気ですので今日はそのうちのひとつ、〘 タバコ〙について書いていこうと思います。
タバコはガンになる!体に良くない!というのはよく聞くと思います。
最近はいろんな所で禁煙分煙が進んでいますよね。
体に良くないとは聞くけれど、歯にも関係があるの?という方、ぜひ最後まで読んでみてください。
歯周病の原因は歯に付着したプラーク・歯垢が原因です。
それがなぜタバコに関係するかというと、
①タバコの成分で唾液分泌量が減り、お口の中が乾燥し、汚れが付きやすい。
②歯ぐきの血管が収縮し、栄養が行き渡りにくく歯ぐきの抵抗力が下がる。
③歯ぐきの治癒能力が下がってしまうため、歯周病治療が難しい。
④歯ぐきが固くなってしまうので変化を見逃しやすい。
まとめるとタバコを吸っている方のお口は、汚れが付きやすく、歯周病になりやすく、治りにくいのです。
もちろんタバコを吸っている方で健康な歯ぐき・お口をしている方もいらっしゃいます。
しかし吸ってない方と比べると何倍も歯周病のリスクはあるので定期的な歯ぐきのチェック・クリーニングを続けていくのをおすすめします。
もうすぐ4月になり、新生活や年度の区切りの方も多いかと思います。
この機会にタバコについて考えてみるのもいいのではないのかなと思います。
禁煙したいな、と思った方!今が禁煙しどきですよ!